実技試験ってきんざいとFP協会の好きな方を申し込めるけど、配点に違いはあるの?
本記事では、
こういった疑問にお答えしていきます。
いきなりにはなりますが…
FP1級試験の配点は、学科・実技のどちらも公式では非公表です!
本番形式で過去問を解いたあとに、自己採点をしてどれだけできたかを知りたいと思うのは自然なこと。
それなのに配点が分からないと
「自分が何点取れているかチェックできない…」
「合格点に達しているか心配…」
など不安になってしまいますよね。
でも、この記事を読んでいただければ、
配点についての心配事はなくなります!
「配点のしくみを理解しておきたい」というあなたのために、
この記事では、学科試験と実技試験の配点について順番に解説していきます。
この記事を書いた人名前:ゆう
- おさぼりFP1級専門家
- 最初、FP1級をどのブログ記事にも書いてある王道の方法で勉強する
→プライベートを犠牲にして4ヶ月勉強しても何の成果もない
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目次
FP1級試験は配点が公表されていないの?
冒頭でお伝えした通り、
FP1級試験は、学科と実技のどちらも配点が公表されていません。
とはいっても出題傾向からおおまかな配点は推測できます。
なお、きんざいとFP協会のホームぺージには、配点について言及がされています。
そのため、まずはきんざいとFP協会の掲載内容を順番に説明していきます。
学科試験・実技試験の合格点については、こちらの記事もご確認ください。
きんざいのホームページ
きんざいのホームページには、
次のように掲載されています。
各科目の配点は、特に記載のない限り、公表しておりません。また、配点・試験の内容に関するお問合せにはお答えできませんのでご了承ください。
(引用元:模範解答|きんざい)
模範解答:2024年9月試験|一般社団法人 金融財政事情研究会
日本FP協会のホームページ
日本FP協会のホームページにも、
次のように掲載されています。
試験の内容、配点及び採点に関するお問い合わせには回答できません。
また、模範解答は試験問題・模範解答からPDF形式でダウンロードできます。(引用元:模範解答・試験問題の公表|FP協会)
学科試験の配点について
学科試験の配点は、
基礎編100点、応用編100点の合計200点の配点になっています。
ちなみに、学科試験の合格点は120点です。
ここでは、
学科試験の基礎編と応用編の配点についてそれぞれ解説していきます。
基礎編の配点はどうなっているの?
基礎編の配点は
1問あたり2点だと推測できます。
理由を説明すると次の通りです。
・マークシート方式で四択問題が50問出題される。
・100点満点で構成されている。
⬇︎
50問の出題で100点満点のため、
配点は1問あたり2点と推測できる。
問題によって配点が変わったりしないの?
基礎編の配点については、
問題によって変わらないと考えられます。
何故なら、基礎編は
四択問題しか出題されないからです。
- 四択のうち正解は一択のみ
- 記述式ではないため部分点が設定できない
以上のことを踏まえますと、
基礎編の配点は1問2点と推測できます!
応用編の配点はどうなっているの?
応用編の配点は1題20点と推測できます。
理由を説明すると次の通りです。
・記述式で5題出題される。
・100点満点で構成されている。
⬇︎
5題の出題で100点満点のため、
配点は1題あたり20点と推測できる。
1題20点なのは分かったけど、1問何点なのか知りたい!
応用編について、
1問あたりの正確な配点は不明です。
何故なら、応用編は
1問ごとに出題形式が違います。
- 配点は1題あたり20点で、
- 1問ごとに出題形式が違う
➡︎解答数が変わってくる
このことから、
1問ごとの配点が変わってしまいます。
そのため、
応用編の配点は1題あたり20点だと推測できますが、1問あたりの配点は不明です。
ただし、毎回の出題傾向からみて、
次のように配点を推測できます。
- 穴埋め問題は各1~2点
- タックスプランニングの所得税額、略式別表四の計算問題は、各1~2点
- 計算問題は各3~8点
ケース①:計算過程を書かずに答えのみを答えるものが各3点
ケース②:計算過程と答えの両方を答えるものが各4~8点
※②は、答えが間違っていても部分点がもらえることが多い(部分点の配点は不明)
なお、上記の配点については、
「1題が20点であること」と「出題数」から推測しています。
そのため、大まかな目安として使ってもらえればと思います。
実技試験の配点について
実技試験はきんざいとFP協会どちらでも受験可能。
しかし、試験内容が異なります。
ここでは、きんざいとFP協会の実技試験について解説していきます。
実技試験の詳しい申し込み方法などについては以下の記事をご確認ください。
きんざいの場合
どんな内容で面接するのかは次のとおり。
きんざいの実技試験は面接方式で、1日に2回受けることになります。
- PARTⅠは相続・事業継承
- PARTⅡは不動産
- 当日にどちらの問題から面接が始まるかわかります
配点はどうなっているの?
下記の通りに配点が公表されています。
配点は、1回目・2回目とも各100点満点で、合計120点以上が合格となります。
(引用元:実試験の実施要領|きんざい)
FP技能検定1級実技試験(資産相談業務)の実施要領|一般社団法人 金融財政事情研究会
面接1回ごとの配点はどうなっているの?
面接1回が100点満点なのは分かるけど…、その100点の配点を教えてよ!
きんざいのHPでは非公表ですが、
4分野の審査項目があることが分かっています。
そして、分野ごとの配点は次のように推測できます。
分野名 | 配点 |
---|---|
顧客の問題点の把握 | 20 |
問題解決策の検討分析 | 30 |
顧客の側に立った対応 | 30 |
FP倫理と法令順守 | 20 |
合計(面接1回あたり) | 100 |
表について、「なんで分野名と配点が分かるの?」と疑問を持たれるかと思います。
実は、きんざいの実技試験を受験された方に届く合否通知書には
下記のように配点が記載されています。
分野コード | 分野名 | 得点 | 配点 |
---|---|---|---|
A | 顧客の問題点の把握 | 40 | |
B | 問題解決策の検討分析 | 60 | |
C | 顧客の側に立った対応 | 60 | |
D | FP倫理と法令順守 | 40 |
上記の配点を合計すると200点(面接2回分)になります。
面接1回分の配点を知りたい場合は、
各配点を2で割れば良いということです。
きんざいの実技試験 配点まとめ
きんざい実技試験の配点をまとめると、
- 面接は1日に2回
- 面接は各100点の200点満点(公表されている)
- 面接1回の配点は次のように推測できる(公表されていない)
分野名 | 配点 |
---|---|
顧客の問題点の把握 | 20 |
問題解決策の検討分析 | 30 |
顧客の側に立った対応 | 30 |
FP倫理と法令順守 | 20 |
合計(面接1回あたり) | 100 |
補足:面接でどんな質問されるのか
具体的に何を聞かれるのか全く分からない…。
質問内容とか決まってたりしないの?
という方のために、
質問される内容をこっそりお教えします。
実は、
- 顧客の問題点の把握
- FP倫理と法令順守
については、PARTⅠ相続・事業継承、PARTⅡ不動産で聞かれる内容が決まっています。
- 顧客の問題点の把握
PARTⅠ最初の質問:問題点の整理
PARTⅡ最初の質問:顧客に確認すること、FP自身が確認すること
- FP倫理と法令順守
PARTⅠ最後の質問:FPと職業倫理
PARTⅡ最後の質問:専門職業家と関連業法
上記の内容を質問されますから、対策を立てやすいです。
言い方を変えると対策さえすれば必ず取れる問題のため、しっかりと勉強しておきたいですね。
日本FP協会の場合
上で説明したきんざいの実技試験は面接試験ですが、
日本FP協会の実技試験については、記述式の筆記試験となっています。
配点はどうなっているの?
FP協会実技試験の配点は100点満点で、60点以上取れれば合格です。
【合格基準】
60 点以上(100 点満点)(引用元:実技試験試験要綱|FP協会)
ただし、1問当たりの配点は不明です。
理由について説明すると次の通りです。
- 記述式で2題
- 1題につき問題が10問、計20問
- 1問は300字程度の論述問題
- 残りは、「択一」「正誤判断」「語群選択」「空欄記入」「計算問題」の中から出題される
⬇︎
問題ごとに出題方法が変わるため、1問あたりの配点を推測できない。
上記の理由から、
日本FP協会の実技試験については
「正確な配点」をお伝えできません。
ただし、毎回の出題傾向を踏まえますと、
次のように配点を推測できます。
- 1問のみ出題される論述問題は20点
- その他の問題は各1~4点
※2~3点の問題が多く、4点や5点の高配点な問題はそれほど多くない
「学科に比べて実技は簡単」という言葉を
ネット上で見かけることが多いです。
確かに合格率だけ見れば
学科試験は平均10%ほどですが、
実技試験は平均80%を超えます。
しかし、難関の学科試験に合格した人間でも実技試験を侮れば落ちてしまいます。
気を抜かずに勉強したうえで、試験に臨みたいですね。
まとめ
これまでの内容をまとめると、
次のようになります。
- 四択問題のマークシート方式
- 全50問、1問2点で100点満点
※部分点は無し
- 全5題、1題20点で100点満点
- タックスプランニングの所得税額、略式別表四の計算問題は、各1~2点
- 穴埋め問題は各1~2点
- 計算問題は各3~8点
ケース①:計算過程を書かずに答えのみを答えるものが3点
ケース②:計算過程と答えの両方を答えるものが4~8点
※②は、答えが間違っていても部分点がもらえることが多い(部分点の配点は不明)
- 面接2回、各100点で200点満点
- 面接1回の配点は以下の通り
「顧客の問題点の把握」は20点
「問題解決策の検討分析」は30点
「顧客の側に立った対応」は30点
「FP倫理と法令順守 」は20点
- 筆記2題で100点満点
- 論述問題は20点
- その他の問題(「択一」「正誤判断」「語群選択」「空欄記入」「計算問題」)は各1~5点
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FP1級と言えば「時間とプライベートを犠牲して、孤独に勉強する」のが当たり前と思われてますよね。
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…などというと、「本当に合格してんの?」「地頭がいいだけでしょう」と思われるかもしれませんね。
ちゃんと完全合格している証拠に合格証書をお見せします。
地頭については、カッコイイ学歴も資格もスキルも持ってませんし、家でも職場でも要領が悪い人間です(胸を張って言うことでは無いですが)。最初は、FP1級学科の勉強を皆と同じような方法で勉強したけど、4ヶ月経っても一向に成果が出ない(テキストの半分も読めていない)状態で、完全に勉強することをあきらめました。
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学科試験って基礎編と応用編で200点満点らしいけど、
配点はどうなってるの?