【徹底解説】FP1級の勉強時間|失敗なしの勉強スケジュールの立て方はコレ!

FP1級合格までにどれぐらい時間がかかるんだろう…

FP1級の勉強スケジュールってどう立てたらいいの?

上記の疑問はこの記事を読めば解決できます。

この記事を読んでわかること
  • FP1級学科試験の勉強時間の目安
  • ケース別の勉強時間と勉強スケジュール
  • FP1級学科の勉強時間を3割減する方法
この記事を書いた人

名前:ゆう

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FP1級学科の合格に必要な勉強時間

まずは、FP1級学科試験に合格するために必要な勉強時間について説明します。

勉強時間の目安は500時間

正しい勉強方法でしっかり500時間勉強すれば、FP1級学科に合格できます。

500時間あれば、
2級までの復習+1級問題集を周回する時間
を十分に確保できるから。

FP1級学科勉強時間の目安
  • 平日:2時間
  • 休日:5時間
  • 週の勉強時間
    • 平日:2時間 × 5日= 10時間
    • 休日:5時間 × 2日= 10時間
  • 月の勉強時間
    • 20時間 × 4週 = 80時間
      →6ヶ月弱かかる計算

本当にこんなに勉強しないと合格できないの?

独学ブログだともっと短い勉強時間で合格してる人もいるじゃない

確かに、500時間より短い時間で合格してる人がいるのは事実。
しかし、そういった人達のほとんどが、

  • 金融機関もしくは不動産会社勤め
  • FP分野関連の資格を持ってる
    (年金アドバイザー、宅建など)

のため、普通の会社員が1級学科合格の参考とするには厳しいです。

正しい方法と計画で勉強すれば、
500時間でFP1級学科に合格できます。

私が合格までにかかった勉強時間は1,000時間

私はFP1級学科に合格するために

  • 通算1年
  • 1,000時間以上の時間

をかけています。

私の場合
  • 4ヶ月勉強しても何も進んでなくて1回諦める

 ⬇︎

何ひとつ勉強してない約半年のブランク

 ⬇︎

  • 勉強を再開して4ヶ月。受験1回目は不合格

 ⬇︎

さらに4ヶ月勉強。受験2回目で合格

他の受験生に比べてかなり寄り道・回り道してます。

その経験を元に、
「おさぼりしながら合格する勉強方法」を編み出しました。

いつから勉強を始めるのか|ケース別の勉強時間と勉強スケジュール

ここからは、いつから勉強を始めるかケース別に説明していきます。

結論から言えば、どのケースも
合格発表を待たずに勉強を開始すべきです。

なぜなら、
1ヶ月半
合格発表まで待つと、次の試験までの勉強時間がこれだけ少なくなるから。

勉強方法については、以下の記事に詳しく書いてあります。

1級学科不合格直後

FP1級学科試験後に自己採点して120点以下の点数だった場合、
自己採点の翌日から勉強を開始しましょう。

勉強時間は多ければ多いほどいいです。

この場合の1級勉強時間

  • 4ヶ月(320時間~)
STEP

自己採点の分析

  • 基礎編:2級レベルの知識問題は取れているか
  • 応用編:金融、不動産、タックスプランニングはどれぐらいできているか
  • 基礎編:2級レベルの知識問題ができてないなら、2級の復習を。

※基礎編のどこが苦手か洗い出すために過去問道場を使うのもアリ(解説は有料)

  • 応用編であげた3分野は計算問題がメイン=数をやればできるようになる分野。

この3分野でわからない・できない問題があるなら、そこを重点的にやる

STEP

点数が低かった分野の2級復習
(~長くて1ヶ月)

自己採点で得点率が低い分野は、1級の勉強をしながら2級知識の復習をする。

闇雲に問題集をやるのではなく、1級知識を理解するための2級知識を身に付けることが大事。

詳しいやり方はこちら

STEP

1級の問題集を繰り返す
(試験前日まで)

1級問題集を何回か繰り返しても、

  • 理解が今ひとつできてない項目
  • 日が経つとできなくなる問題

があるはず。

問題を見たら手が動くレベルまで、問題集をやり込むこと。

この問題集だけじゃ、合格できないんじゃないか…

同じ問題集をやってるとこんな考えが頭をよぎりますが、
問題集のどのページの問題でも解ける
ようになってから、過去問をやればいいです。

STEP

過去問を直近3回分やってみる
(試験1ヶ月前)

  1. 1回経験しているとは言え、時間配分になれる
  2. 試験形式になると解けない問題はあるか確認する

ためにやる。

  1. については、肝心の本番に時間切れにならないようにする
  2. については、その問題を残り1ヶ月で潰していく

ためにやります。

過去問を3回やったら、試験前日までは問題集を繰り返す。

1級学科自己採点後に再チャレンジが決まった場合、2級に戻って勉強することも視野に入れて勉強することが必要です。

自己採点がボーダー(120点台)の場合

合格発表までは、1級学科の勉強をしてください。

FP1級学科の応用編は配点調整があるため、自己採点でボーダー(120点台)の場合は、「不合格だったら」の前提で動きましょう。

  • 自己採点の分析

 ⬇︎

  • 1級問題集をやりながら2級の復習

 ⬇︎

  • 1級問題集を繰り返す

の流れで勉強する。

後から説明しますが、実技試験勉強は学科試験合格発表後から始めて十分間に合います。

なので、合格発表を待つ間は1級学科の勉強をして、再度の学科試験に備えるべきです。

2級合格直後の場合

2級試験後に自己採点したら、すぐに1級勉強をはじめてください。

FP2級は全問マーク式のため余程マークミスがない限り、自己採点と公式採点が大幅にズレることがないからです。

2級は自己採点して合格がわかったら、すぐに1級勉強をはじめましょう。

得点率が80%以上

次の1級学科試験を目標に勉強します。

2級試験の得点が8割を超える場合、
1級知識の前提となる2級知識はできている状態です。

そのため、次の1級試験を目指して勉強するスケジュールになります。

この場合の1級勉強時間

  • 4ヶ月弱(320時間~)
STEP

自己採点の分析

  • 学科:繰り返し間違えてしまう問題はあるか
  • 実技:できない計算問題はあるか

試験で間違えた所はもちろんですが、上記2つに該当する問題がないかも忘れずにチェックする。

1級勉強をはじめる前に克服しないと、そこが1級で軒並み弱点となるため!

STEP

2級の復習(~長くて1ヶ月)

次の問題について、理解できるようになるまで復習する

  • 今回の試験でできなかった所
  • 学科:繰り返し間違える問題
  • 実技:できない計算問題

2級の復習をしっかりしてから1級勉強をはじめること。
その方が、断然理解度と勉強スピードが早いです。

テキストや問題集、解説動画などを使って、わからない所を潰していきます。

詳しい復習のやり方はこちら

STEP

1級の問題集を繰り返す
(試験前日まで)

最初にテキストの流し読みをする。
2級から1級になると範囲がどれだけ広がるのかよくわかるので。

そして、問題集は必ず応用編からはじめること。
2級知識が身に付いた状態なら、応用編の計算問題は忌避感なくできます。

勉強の優先順位は、応用編>基礎編
1ヶ月で最初の1周を目標に勉強する。

勉強時間も応用編の勉強時間を多く取ります。
応用編ができないと、基礎編で何を勉強してるのかわからないからです。

詳しい勉強方法はこちら

STEP

過去問を直近3回分やってみる
(試験1ヶ月前)

  1. 本番の時間配分になれる
  2. 試験形式になると解けない問題はあるか確認する

ためにやる。

  1. については、肝心の本番に時間切れにならないようにする
  2. については、その問題を残り1ヶ月で潰していく

ためにやります。

過去問を3回やったら、試験前日までは問題集を繰り返す。

2級試験で8割取れている場合、1級を勉強するための基本的な知識はあります。
速やかに2級の復習を終えて、1級勉強をはじめるようにします。

得点率が70~80%

2級得点割合が8割以下の場合、
1級合格のためには2級知識を身に付けることが何より重要。

2級得点率8割以下=1級勉強に必要な知識の基礎ができてないから。

次の1級試験を受験できるかギリギリのところです。

この場合の1級勉強時間

  • 3ヶ月弱(240時間~)
STEP

自己採点の分析

  1. 今回の試験でできていない項目はあるか
  2. 学科:繰り返し間違えてしまう問題はあるか
  3. 実技:できない計算問題はあるか
  4. 2級勉強で捨て問にした問題はあるか

特に問題なのは、④の捨て問。

捨て問を作ってしまった場合、その分野は3級に戻っての復習が必要です。

なぜなら、
範囲が広く深い知識を問われる1級勉強の際に、そこが大きな知識の穴になってしまうから。

STEP

3級→2級の復習(~長くて1ヶ月半)

次の問題については、3級に戻って復習します。

  • 学科・実技で繰り返し間違える問題
  • 捨て問にした問題

この2点については、基礎の基礎から学び直しが必要。

2級でできないものをそのままにして、1級でできるようになるわけがないからです。

テキストや問題集、解説動画などを使って、わからない所を潰していきます。

詳しい復習方法はこちら

STEP

1級の問題集を繰り返す
(試験前日まで)

1級の問題集をやるのは、2級までの復習をして直近5年分の2級過去問で8割取れるようになってからです。

それまでは、1級問題集をやらない。

やっても、「わからないところがわからない」と100%挫折するからです。

問題集は必ず応用編から始めること。
応用編の問題はテキストに掲載されている内容からしか出題されないからです。

勉強の優先順位は、応用編>基礎編
1級試験日まで余裕がないなら、問題集の応用編を繰り返し解きましょう。

詳しい勉強方法はこちら

STEP

過去問を直近3回分やってみる
(試験1ヶ月前)

  1. 本番の時間配分になれる
  2. 試験形式になると解けない問題はあるか確認する

ためにやる。

  1. については、肝心の本番に時間切れにならないようにする
  2. については、その問題を残り1ヶ月で潰していく

ためにやります。

過去問を3回やったら、試験前日までは問題集を繰り返す。

2級試験の得点が8割以下の場合、1級学科に合格するためには2級の復習が重要。

しっかり2級の復習をしてから1級勉強をすることで、無理なく学習を進められます。

得点率が60~70%

2級試験の得点率が7割以下の場合、最優先事項は2級までの復習。

基礎知識がほぼゼロ状態で1級に特攻をかましても、手も足も出ないまま時間だけが浪費されます(実体験)。

2級の得点率が60~70%でも、正しい勉強方法と計画があれば合格できます。

ただ、この場合、次の次の1級試験で合格を目指して勉強するスケジュールとなります。

この場合の1級勉強時間

  • 2ヶ月(160時間~)
STEP

自己採点の分析

  1. 今回の試験でできていない項目はあるか
  2. 学科:繰り返し間違えてしまう問題はあるか
  3. 実技:できない計算問題はあるか
  4. 2級勉強で捨て問にした問題はあるか

①〜④について、3級から勉強し直すレベルで復習します。

なぜなら、
圧倒的に知識不足だからです。

1級を勉強するための知識は当然足りていません。
2級についても合格ギリギリの知識しか習得していない状況です。

なので、3級に戻って知識を入れ直すところからはじめます。

STEP

3級→2級の復習(~長くて2ヶ月半)

もう一度2級試験を受けるつもりで復習します。

これぐらいしないと、1級を勉強するために必要な基本的知識が身に付かないからです。

3級・2級知識に穴がある状態で1級の勉強をしたところで、時間の無駄。

テキスト・問題集、過去問に解説動画
使える物は全部使って2級までの知識を理解しなければなりません。

  • 3級は直近5年分の過去問で9割
  • 2級は直近5年分の過去問で8割

取れるようになるまで、復習します。

詳しい復習方法はこちら

STEP

1級の問題集を繰り返す
(試験前日まで)

2級の直近5年の過去問得点率が8割になったら、1級勉強を開始します。

1級勉強をするための土台ができ上がってからでないと、1級勉強はしたらダメです。

教科書開いても、問題集開いてもただ絶望するだけだから。

問題集は必ず応用編から始めること。
2級までの復習をして土台があれば、解説を読みながら問題を進めることができます。

勉強の優先順位は、応用編
1級試験日まで余裕がないので、成果が出やすい問題集の応用編を繰り返し解きましょう。

そして、申し込みに間に合うなら、次の1級試験は受けること。
現状どれだけ1級知識の理解ができているのかを把握するためです。

詳しい勉強方法はこちら

STEP

過去問を直近3回分やってみる
(試験1ヶ月前)

  1. 本番の時間配分になれる
  2. 試験形式になると解けない問題はあるか確認する

ためにやる。

  1. については、肝心の本番に時間切れにならないようにする
  2. については、その問題を残り1ヶ月で潰していく

ためにやります。

過去問を3回やったら、試験前日までは問題集を繰り返す。

2級試験の得点率が7割以下の場合、3級・2級の復習なしに1級合格はあり得ません。

復習のための時間を十分に取って、次の次の試験合格を目標に勉強します。

2級合格 or 1級不合格から間が開いている場合

3級からの復習からスタートです。

得点率が何割であろうと、3級の復習からスタートします。

「間が開いている」の、
間がどれぐらいかというと、
半年FPの勉強してないなら、3級の復習からです。

半年FPの勉強をしていない状態でも、
FP2級の過去問直近3回分解いて80%以上取れているなら、2級の復習から勉強をしても問題ないです。

しかし、FP2級の過去問を直近3回解いて、

上記どれか一つでも当てはまったら3級の復習から勉強です。

2級知識という土台がない状態で1級勉強をしたところで合格に結び付かないから。

勉強時間を3割減して合格する方法

2級までの復習をしっかりしてから、1級勉強をすることです。

理由は、2級までの知識は1級学科に合格するための土台です。
ここをしっかり理解することが、結果的に1級学科合格にかかる勉強時間を抑えることにつながります。

実際に私が勉強した時の話になりますが、

【①一度1級勉強を諦めた時】

2級までの復習を一切しないで1級勉強開始。
何もわからないまま、ただ時間だけを浪費して4ヶ月が終わりました。

【②1回目不合格時】

最初の2ヶ月弱は2級までの復習、残り1ヶ月弱は1級勉強にあてる。
4ヶ月の勉強で1級はほぼ応用編しか勉強してない状態で97点取れました。

【③2回目合格時】

4ヶ月間、2級の復習をやって1級の勉強をしながらやりたいことをやって、127点取って合格してます。

最初から2級の復習をやっていれば、
①の時にFP1級勉強を諦めずに済んで4ヶ月を無駄にすることもありませんでした。

1級学科合格までの勉強時間を減らしたいなら、一見遠回りにみえますが2級までの復習をすることです。

1級知識の土台ができてから勉強する方が、相対的に勉強時間が減ります。

実技試験勉強は学科合格後から始めて十分間に合う

ここまで読んで、

FP1級は学科試験と実技試験があるけど、
実技試験勉強はいつから勉強をはじめるの?

と疑問を持ったあなたもいるでしょう。

FP1級実技試験の勉強については、学科合格発表後にはじめて十分間に合います。

その理由は2つ。

理由①

実技試験は学科試験の4ヶ月後に実施されるから

【きんざい実技試験の場合】

きんざい実技試験は年3回

  • 学科5月→実技9月
  • 学科9月→実技1月
  • 学科1月→実技6月

【FP協会の実技試験の場合】

FP協会の実技試験は年1回の9月実施
→きんざいの5月学科試験合格後に申し込みできる

理由②

学科試験合格後に実技試験勉強を開始した方が効率がいい

【きんざい実技試験の場合】

  • 面接試験
  • 出題範囲:
    不動産、相続・事業継承+それらに伴うタックスプランニング

実技試験の場合、学科試験で頭に入れた知識を口で説明しなければなりません。

まずは、学科試験に合格するだけの知識を身に付ける必要があります。

【FP協会の実技試験の場合】

  • 筆記試験
  • 問題の顧客層がきんざい学科試験と異なる

FP協会の実技試験問題の顧客は一般家庭世帯。
きんざい学科試験問題の顧客は中小企業主や裕福層。

まったく違う悩みを抱える顧客の問題を解くので、同時に勉強すると非常に効率が悪いです。

実技試験勉強は学科試験合格後に勉強時間を確保すれば、十分合格できます。

まとめ

これまでの内容をまとめると、

FP1級学科試験の勉強時間の目安

500時間

平日2時間、休日5時間の勉強時間で6ヶ月弱3かかる

ケース別の勉強時間と勉強スケジュール
勉強時間を3割減らす方法

2級までの復習をしっかりする

ゆう

これが

毎週10時間以上はおさぼりしながら、

1級勉強で手が止まる状況を最小限にして、

最短の勉強時間で合格する勉強計画です。

この勉強計画をもっと詳しく知りたいと思ったなら、
こちらの記事を読んでみてください。

FP1級と言えば「時間とプライベートを犠牲して、孤独に勉強する」のが当たり前と思われてますよね。
しかし、私は日々の余暇、やりたいことや行きたい所を一切我慢しないで合格する勉強方法を構築して、FP1級に完全合格しました。

合格者達が口を揃えて言う「人生が変わる」メリットを享受する毎日を送ってます。

…などというと、「本当に合格してんの?」「地頭がいいだけでしょう」と思われるかもしれませんね。

ちゃんと完全合格している証拠に合格証書をお見せします。


地頭については、カッコイイ学歴も資格もスキルも持ってませんし、家でも職場でも要領が悪い人間です(胸を張って言うことでは無いですが)。

最初は、FP1級学科の勉強を皆と同じような方法で勉強したけど、4ヶ月経っても一向に成果が出ない(テキストの半分も読めていない)状態で、完全に勉強することをあきらめました。

そんな人間が、おさぼりしながら完全合格して合格証書を手にできるんです。

イメージしてみてください。

家族との時間を犠牲にしないで、自分に合うベストの教材を使って、膨大な試験範囲を迷うことなく勉強できる。次の週末の予定を立てながらも、ちゃんと難易度の高い試験に合格する。

それを実現できるようにするのが、下記の"勉強法"です。

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