FP1級の学科試験を受験しようと考えた時に、こんな「困った」はありませんか?
どんな科目が出題されるの?
独学かスクールどっちがおすすめ?
学科試験の勉強方法はあるの?
これらの悩み、この記事を読んでいただければ一気に解決します!
確かに、学科試験を受けようかなと考えている時って、あれこれ考えてしまいますよね。
この記事を読んでいただければ、FP1級の学科試験の概要がわかるだけではなく、独学でも正しい勉強をすれば合格ができます。
この記事を書いた人名前:ゆう
- おさぼりFP1級専門家
- 最初、FP1級をどのブログ記事にも書いてある王道の方法で勉強する
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目次
学科試験はきんざいと日本FP協会どっちで受けられる?
結論、1級の学科試験はきんざいでしか受けることができません。
理由は、日本FP協会では実技試験しか行われていないからです。
ちなみに実技試験は、きんざいと日本FP協会どちらでも受験可能です。
基礎編と応用編からみる試験の特徴をご紹介します!
学科試験の全体的な特徴として、「基礎編」と「応用編」があります。
それぞれ詳しく解説します。
- マークシート方式で四択問題が50問出題される。
- 基礎編では細かい知識が必要になる。
- 試験時間は150分
おおよその目安だと、1肢あたり30秒から45秒で解かなくてはいけません。
また、基礎編では計算問題もあるため、その時間も考えなくてはいけません。
基礎編ではいかに早く解けるかを念頭に勉強する必要があります。
- 記述式で5題出題される。
- 筆記型の試験。
- 試験時間は150分。
応用編では、最初に問題の設定が与えられ、その下にある問題で、
- 語句や数値を記入する穴埋め問題
- 回答のみか計算問題も記述する計算問題
が出題されます。
基礎編と応用編ともに深くて広い知識が必要になる試験となっています。
学科試験はいつあるの?2024年度はこの日程だ!
学科試験は年間3回行われています。
2024年度であれば、次のような日程となっています。
受験申込締切日 | 試験日 | 合格発表日 |
2024年4月5日 | 2024年5月26日 | 2024年6月28日 |
2024年7月23日 | 2024年9月8日 | 2024年10月21日 |
2024年12月3日 | 2025年1月26日 | 2025年3月7日 |
これから受験するよ!
っていう方は2025年1月26日試験日に標準を合わせて勉強した方が良さそうです。
受験資格と受験手数料はどうなっているの?
FP1級を受験したいと思っているけど、自分でも受けられるのかな・・・?
と考える人もいると思います。
ここでは受験資格と受験手数料について解説します。
受験資格
FP1級の学科試験受験資格について簡単に説明すると次のようになっています。
- FP2級技能試験合格者で1年以上の実務経験者
- FP業務に関して5年以上の実務経験
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有するもの
これら3つのうちいずれかの条件を満たせばFP1級の学科試験は受験できます。
ここでは簡単に説明しました。
より詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
受験手数料
受験手数料はFP1級学科試験の場合、非課税で8,900円となっています。
学科試験はどんな科目が出るの?科目内容と対策を詳しく解説!
FP1級の学科試験では、次の6科目が出題されます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
科目数が多くてげんなりされた方もいるかと思いますが、
今から解説する各科目ごとのポイントを押さえれば大丈夫です。
ライフプランニングと資金計画
この科目では4つの分野で構成されています。
- 人生設計と資金計画の立て方を学ぶ「ライフプランニング」
- 日本の年金制度を学ぶ「公的年金制度」
- 税金の取り扱いと控除方法を学ぶ「年金と保険の税制」
- 資産形成と運用戦略を学ぶ「個人資産の形成と運用」
この科目の最近の出題傾向を見ると、
iDeCoやiDeCo+のような新制度や、確定拠出年金の問題が多いようです。
リスク管理
この科目では4つの分野で構成されています。
- 保険の基本概念と種類を学ぶ「保険の基礎知識」
- 生命保険の種類と契約内容を学ぶ「生命保険」
- 火災保険や自動車保険などの損害保険を学ぶ「損害保険」
- 医療保険・がん保険・介護保険などのような「第三分野の保険」
最近は法人の保険経理(仕訳)や圧縮記帳などの問題がよく出る傾向にあります。
また、法改正があったものの出題も多く取り上げられています。
他にも、生命保険料控除、火災保険と地震保険の判定の違いなど定番問題もしっかりと押さえておきましょう。
個人賠償責任保険の問題も出やすい傾向にあります。
金融資産運用
この科目は5つの分野で構成されています。
- 「マーケット環境の分析」
- 株式・債券・投資信託などの「金融商品の特徴」
- 「資産運用とリスク管理」
- 投資信託の仕組みと運用方法を学ぶ「投資信託」
- 各金融商品の特性と投資方法を学ぶ「株式・債券・外貨」
この科目の出題傾向を見ると、計算問題が多く出題されています。
自己資本利益率のことであるROEや、標準的な平均値との差のことである標準偏差などは応用編でも必要とされる知識です。
特に金融資産の組み合わせに関する理論であるポートフォリオ理論や、標準偏差などは集中して勉強した方がいいでしょう。
タックスプランニング
この科目では4つの分野で構成されています。
- 所得税の計算方法と控除を学ぶ「所得税の基本」
- 給与所得・事業所得などの計算を学ぶ「各種所得の計算」
- 所得税の控除制度を学ぶ「税額控除」
- 相続税・贈与税の計算方法と控除を学ぶ「相続税・贈与税」
この科目の出題傾向を見ると、所得税、法人税、消費税、決算書関係などが多く出題されています。
また、法人の所得金額を計算し、法人税を求める略式別表四は、計算問題です。
ここで計算ミスをすると大量に失点してしまうので注意しましょう。
不動産
この科目では4つの分野で構成されています。
- 不動産の種類と評価方法を学ぶ「不動産の基礎知識」
- 売買・賃貸手続きと法規制を学ぶ「不動産の取引」
- 利用価値向上の方法を学ぶ「不動産の有効利用」
- 「不動産投資」
この科目の出題傾向を見ると、借地借家法や 不動産登記など複雑な不動産関連法規が多く出題されます。
しかしその反面、応用編で出る最大建築面積、延べ面積の計算は数をこなせば解けるようになります。
得点源の一つとして得意な科目にしておきたいですね。
相続・事業承継
この科目は4つの分野で構成されています。
- 相続の概念と法規則を学ぶ「相続の基本」
- 相続税の計算方法と申告手続きを学ぶ「相続税の申告と納税」
- 「遺産分割と相続対策」
- 「事業承継」
この科目の出題傾向を見ると、非課税の特例関係、贈与税、など税金がらみの問題や不動産が絡む問題が多く出題されています。
多くの受験生にとって実生活で関わることがほぼない事業承継対策関係は、覚えるのに苦労する分野でもあります。
学科試験の合格率はどれくらいなの?
出題範囲はわかったけど、実際合格率ってどのくらいなの?
と思われた方もいると思います。
FP1級の学科試験(2024年5月)の合格率は約17%となっており、
その前の学科試験(2024年1月)はなんと8%でした。
例年、学科試験の合格率は10%前後で推移しているみたいです。
ちなみに、合格率10%の他資格を見ると、測量士や行政書士など、高難易度の試験が多いです。
勉強するなら独学がおすすめ!理由とデメリット、その対策をご紹介!
FP1級を取得しようと考えた際に、当然、
独学で合格できるのか分からない!
という方もいますよね。
結論から言うと、独学でも合格できます!
理由としては以下の4つがあります。
①費用が安く済むから
②マイペースに学習できるから
③学習方法を変えやすいから
④自己管理能力が向上するから
一つずつ解説していきます。
費用が安く済むから
スクールを選んだ場合、学費がかかります。
例えば大手の資格スクールであれば、最低でも10万円の学費です。
しかし、独学であれば、テキストと問題集1冊づつでも合計して1万円ほどの費用で済みます。
マイペースに学習できるから
FP1級受験者は働きながら取得される方が多いと思います。
今日はちょっと仕事が多いな、と言う日は学習量を減らせばいいですし、
今日は早めに仕事が終わった!と言う日は学習量を増やすこともできます。
このように、仕事の量に応じて学習量を増減させられるのは独学のメリットです。
学習方法を変えやすいから
世の中には、さまざまな学習方法があります。
自分に合う学習方法がどれに当てはまるかを調べるには、実際にやってみるしかありません。
学習方法の自由度が高いことも独学のメリットです。
自己管理能力が向上するから
独学で勉強すると、自己管理能力が向上します。
その理由として、自分で何事も行わなければならないからです。
例えば、勉強計画を立てその計画に応じて日々実行する。
普通に働いている人であれば、勉強しない人が多い中、勉強ができる方は自己管理能力があると言ってもいいでしょう。
ここまで独学で合格できる理由を説明してきました。
しかし、独学で勉強するにあたっては、
次のような4つのデメリットがあります。
その対策もあわせてご説明しますね。
デメリット1つ目:情報に限界がある
スクールに通っていると、講師から生の情報を聞きやすいのですが、独学で学んでいるとそういった生の情報が入ってきにくくなります。
対策としてはXやFacebookなどのようなSNSを活用することをおすすめします。
デメリット2つ目:わからないことが聞けない
講師の先生がいると、わからないことが出てきた時に質問をしやすいのですが、独学だとそのような時に聞くことができません。
対策としては、YouTubeなどの動画教材を利用すると良いでしょう。
デメリット3つ目:モチベーションの維持が難しい
独学だと、周りに学習の進捗を見てくれる人はいません。
困った時などは自分で解決しなければなりません。
これだとモチベーションが必ず落ちます。
最悪の場合、受験を断念するということになるかもしれません。
せっかく教材を買ったのに最後まで続けたいですよね。
モチベーションを維持するための対策としては、計画を立てて着実に実行することをおすすめします。
計画の途中途中で自分にご褒美をあげるとモチベーションがアップしますよ。
デメリット4つ目:試験対策が十分に行えない
独学だと、試験対策を行うことができません。
理由としては、過去問だけだと試験の傾向が予測できないからです。
対策としては、模擬試験を受けることをおすすめします。
ちなみにFP1級学科の模擬試験は、以下の会社から販売されています。
- LEC東京リーガルマインド
(LECに申し込んで受験) - ビジネス教育出版社
(Amazonで購入) - 資格の学校TAC
(書店・Amazonで購入)
模擬試験を自宅で力試しにやってみると、今の自分はどれくらいか、弱点はどこか、傾向とともに対策ができると思います。
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめると、次のようになります。
- きんざいでしかFPの学科試験は受験できない
- 今から勉強する方は2025年1月受験がおすすめ
- 受験費用は非課税で8,900円
- 主要科目は6科目、苦手はできるだけ作らないようにする
- 勉強するなら独学がいい
この記事を参考に皆様がFP1級への道を進まれることを願っています。
忙しい社会人がやりたいことをしながら、行きたい所に行きながら、合格率10%のFP1級に完全合格した方法を公開しています。
FP1級と言えば「時間とプライベートを犠牲して、孤独に勉強する」のが当たり前と思われてますよね。
しかし、私は日々の余暇、やりたいことや行きたい所を一切我慢しないで合格する勉強方法を構築して、FP1級に完全合格しました。合格者達が口を揃えて言う「人生が変わる」メリットを享受する毎日を送ってます。
…などというと、「本当に合格してんの?」「地頭がいいだけでしょう」と思われるかもしれませんね。
ちゃんと完全合格している証拠に合格証書をお見せします。
地頭については、カッコイイ学歴も資格もスキルも持ってませんし、家でも職場でも要領が悪い人間です(胸を張って言うことでは無いですが)。最初は、FP1級学科の勉強を皆と同じような方法で勉強したけど、4ヶ月経っても一向に成果が出ない(テキストの半分も読めていない)状態で、完全に勉強することをあきらめました。
そんな人間が、おさぼりしながら完全合格して合格証書を手にできるんです。
イメージしてみてください。
家族との時間を犠牲にしないで、自分に合うベストの教材を使って、膨大な試験範囲を迷うことなく勉強できる。次の週末の予定を立てながらも、ちゃんと難易度の高い試験に合格する。
それを実現できるようにするのが、下記の"勉強法"です。
学科試験はきんざいと日本FP協会どっちで受けられるの?
学科試験ってどんな試験をやるのかな?
学科試験っていつあるの?受験資格や費用も知りたい!